【取材】「Yay!」のナナメウエ、カヤックからゲームコミュニティ「Лобі」 |あたらしい経済

「Ура!」のナナメゥエ、カヤックからゲームコミュニティ「Лобі」事業譲受

通話コミュニティSNS「Ура!」を運営するナナメウエが、カヤックが運営するゲームコミュニティ「Lobi」を事業譲受したことが6月1日に分かった。「Lobi」は人気ゲームの攻略情報や攻略動画が集まる国内最大級のゲームコミュニティだ。

「Ура!」は2020年に運営を開始し、現在500万人を超えるユーザーを抱えている。その中でもでは趣味趣向で繋がりを探せる機能「サークル」で、特にゲームカテゴリのサークルは人気があり、ゲーム友だちを探す、情報交換をする、一緒に通話しながらゲームをするなど幅広く使われているとのこと。今回「Лобі」を統合することで、「Ура!」内のゲームコミュニティを強化を図る狙いだ。

なおナナメウエは今年4月に、シリーズBラウンドで16億円の資金調達と「Ура!」事業をweb3化していく方針を発表している。なお「Ура!」は国内暗号資産取引所でのIEO準備も進めている。

ナナメウエ代表取締役石濵嵩博氏へ取材

「あたらしい経済」編集部は、株式会社ナナメウエ代表取締役石濵嵩博氏へ取材をした。

−−「 Так!」と「Лобі」、どうなれば統合が成功したと考えていますか？

僕たちは、毎日使うデジタル空間の居場所こそが、メタバースの基礎となると考えています。Ура!とЛобіが統合することで日本最大級のデジタル空間の居場所が誕生します。そこではリアルの世界で出会うことがなかった人たちが、共通の話題で繋がり、通話を楽しみ、悩みを相談する、ユーザーにとってのもう一つの世界です。

ただし今回は、Yay!のDAUと熱量が積み上がることを成功と呼びません。今後YAYトークン（仮）を発行し、経済圏を構築します。Ура!の世界に住むユーザーと対話を続け、受け入れてもらうこと。混乱なくスムーズにエコシステムを構築すること。そうして世界最大の熱量を持つ真のメタバースを一緒に作り上げていくことが、今回の統合の成功と定義しています。

デ ザ イ ン: 一 本 寿 和
зображення: iStocks /Світлана-Боровкова